ここがどこであろうと僕は

翠帳紅閨にて

メンヘラ、サブカル、無職の満貫です。

ミスiD出ない方がいいって言ったけどあれは嘘

かなりひさしぶりにはてなブログにログインした。最後に更新されたブログからもう一ヶ月以上経っている。この前の記事はかなり迫力があるというか、僻みと言い訳ばっかりのかなり醜い文章で、それを見たくなくてブログからもミスiDからも離れていた。でも少し前に最終結果が発表されて、審査員からのコメントを読んだらなんだか懐かしい気持ちになって個人的な総括をしたいと思った。この記事がミスiDとしてミドリブラックモアの最後の活動だと思う。

 

midoriblackmore.hatenablog.com

 

度々、ミスiDは土俵を間違えたみたいな、私が戦うフィールドじゃなかった、インターネットじゃなくてリアルを生きる人間なんだからリアルを生きて何が悪いみたいな事をツイートしたりブログに書いたりしたけれど、それは多分ただの言い訳で、普通にミスiDがしんどくてこれ以上頑張りたくないからそれらしい事を書いただけだと思う。

セミファイナリストのイベント以降「インターネットじゃなくてリアルで生きるんだからミスiDはもう頑張れない」みたいなテンションで辞退に近い形でファイナリスト発表を迎えて、超人類のみなさん頑張ってくださいと思っていたけれど、グランプリが発表された後になって思うと、みんな超人類なんかじゃないなと思う。

ろるらりちゃんもうゆちゃんも、ゆうこすも、黒宮れいちゃんもみんな実在する人間で、みんなリアルを生きている。それにインターネットを活用できるかどうかだと思った。インターネットというルールもあやふやで無限に方法があるものをどう活かしていくか考える頭と、情熱があるかが私との圧倒的な違いだと思った。

そもそもリアルの生活があって初めてインターネットを動かす事ができる。今はてなブログを更新している手も、今考えている文章もAIではなくてリアルな私がインターネットに落とし込んでいる。インターネットはリアルと別の世界線の話ではなくてリアルの延長戦上の世界だ。ネットアイドルもユーチューバーも元は生身の人間なのだ。そしてインターネットにどう自分を落とし込むかなのかが大切なんだと思った。特に今回の2018はAIとかCGが出たりして、どんどんバーチャルがリアルに寄り添ってくる中で、私たちリアル側の存在がどれだけネットを使いこなせるかはかなり重大なテーマだったのかもしれない。

私はロリータファッションで学校に行ったりしないし、友達と遊んだりしないで、時々一人で勝手に着ているだけのものだったから、うまくインターネットに反映できなかったのだと思う。それを他のセミファイナリストと比較して勝手に落ち込んでいただけなのかもしれない。インターネットに落とし込むにはリアルの要素が少なかったのだと思う。それを他の出場者はそういうのに慣れてるからどうのこうのって文句を言うのは完全に間違い。単に私の実力不足。

 前回のブログで一般人はミスiDには出ない方がいいと書いた。一般人の女の子が急に地下アイドルと比べられて、何を審査員が求めていて、どうしたら多くの「ミスiDおじさん」が動いてくれるかを考える事は難しいく、自分に自身がなくなって、平凡な自分と平凡な自分の過去が嫌になってくる。でも全て終わってみるとミスiD出て良かったなと思うし、気になるならどんどん出た方が良いと思う。

ミスiDに出るといやでも自分の事をたくさん考えるようになる。自分が好きな事は何か、自分らしさとは何か、毎日夜遅くまで考える。考えないとインターネットに投影できない。良い年してそんな事で悩むなんて馬鹿馬鹿しいかもしれないけれど多分そういう事が考えられない人が量産型、没個性的な人間になってしまうのだと思う。それが悪いとは言わないけれど、私はそうなりたくないので20歳というタイミングで自分について深く考えられた事は大きな財産になる予感がしている。

地下アイドルと比べてツイッターのレスポンスが少なかったりちあが少なかったりして悲しくなる事もあるけど、逆に地下アイドルと対等に戦える場所がミスiDで、ただの学生の女の子が人生を大逆転できるチャンスがミスiDだと思う。だから私はもっと一般の子に出て欲しいし、出るなら最後まで本気でやって欲しい。