ここがどこであろうと僕は

翠帳紅閨にて

メンヘラ、サブカル、無職の満貫です。

4月2日、適応障害と診断され退職しました

台湾旅行記事の途中ですが、今日しかかけないので。

昨日から新入社員のみなさん、こんにちは。私は退職しました。

 仕事が辛い事は前から話していた通りで、なんでしんどいのかは下記記事を参照してください。

midoriblackmore.hatenablog.com

簡単にいうと

・1ヶ月しか教わっていないのに急に事務所に一人で放置されて辛い

・そもそも事務員の仕事が適職とは言えず辛い

→自己肯定感の低下、こんな簡単な仕事ができない私は何やってもだめ感がある

という事です。

毎日泣いていると言っていますが、泣いていると言っても少し異常な状態で、特に朝の電車では涙が出てくる→気持ち悪くなってくる→動悸がする→手に力が入らなくなるといった症状が割と規則正しく毎朝来ます。

不快感の度合いでいうとお酒を飲みすぎて吐く5秒前くらいの体調の悪さです。

事務所の電話がなると、反射的にパッと取れる時が多いですがその日すでに取引先から怒られたりしているとドキドキして視界が揺れて混乱しているうちに電話が切れるみたいな事もあります。

帰宅しても例えばお風呂に浸かっている時も今日やった「間違えやすい仕事」の事を考えて、あれはちゃんとできたのかな、また退勤してからクレームが入って他の社員さんを困らせてしまっているのかなみたいな事を考えてしまい落ち込みます。なのでとにかく仕事の事を考える暇を作らない為に深夜まで電話をかけたり映画を見たり本を読んだりしました。寝る直前、布団に入った時も考えちゃうので寝落ちを徹底していて、毎朝5時半に起床しないと間に合わないのに2時まで起きていたりしました。眠れないというより眠らないようにしていました。

それでもみんなが言う「慣れれば楽になるよ」と言うのを信じて「慣れる」その日を待っていました。

そんな中台湾に旅行し、その足で出社するというスケジュールがありました。フライトを決めたのは私が事務所に取り残される前の話で、結構仕事も楽だったのでまぁイケるべと思ってそのフライトを取りました。

しかし帰国後、脱水症状により倒れてしまい、気づいたら医務室のような状況で、その時にはもう遅刻が確定していました。

でも普通に体調がしんどいのでとりあえず今日の出勤は絶対無理と判断し病欠の連絡をしました。

そのあと体調がそこそこに回復してゆっくり帰宅し、自宅で令和の発表を見て、本当に久しぶりの「何もしないで家にいる」という状態になった時自然と涙が出ました。今までの「吐く直前的涙」ではなくどちらかというとホッとしたような、安心したような涙でした。今まで家では「無理やり仕事以外の情報をねじ込んで、常に仕事以外の事を考える事」を徹底していた私が初めて自分の仕事とそれに対する気持ちに向き合えました。

考えに考えて出た結論は「これ以上仕事を続けるのは不可能」というものでした。

もちろん今の仕事内容自体はとても簡単なものだし、これからの長い将来を考えた時にこんな事でつまずいていたらダメだと言うこともわかります。それでも「今」の私の許容範囲を完全にオーバーしていて、もっと自分ができる、得意な仕事を少しずつ見つけていきたいと思いました。

そうして家族とも話し合い、今勤めている会社はやめる事を決意しました。

今朝、会社に出勤し、タイムカードを押す前に社長にこれ以上仕事を続ける事は無理である旨を伝えました。社長は「そりゃそうだよね、いままで一人にしてごめんね」と言ってくれました。そうして会社をあっさり退職した私はその足でメンタルクリニックを予約し受診しました。

普通は仕事やめる前に受診して診断書をもらって休職するなり、退職するなり決めます。なので退職してから心療内科を受診してもあんまし無意味ですが、この前日にあちこちの心療内科に電話をしたけれどどこも初診はここ一週間は埋まっているみたいな事を言われてしまい受診できませんでした。もう1日も働く事が不可能なので一週間も待てず先に退職しましたが、自分の今の状態を専門家に客観視してもらわなければ次の仕事でも同様の症状が起きた時また急に退職し会社に迷惑をかけることになりそうなのでとりあえず自分がどういう状況なのか診てもらう為に受診しました。

昨日は遠出できる状態ではなかったので地元で病院を探しましたが都内の病院は比較的当日受付もしてくれそうで、退職する為に都内には出ていたので都内の病院を探しました。

新宿の「ゆうメンタルクリニック」がちょっと長く待つ事になるかもしれないが今日受診してもらえるという事だったのでそこに行きました。マンガでわかる心療内科の筆者が院長を勤めている病院です。

 

もともと親を含めた色々な人に心療内科の受診を勧められましたがやっぱり抵抗があって行きにくかったです。

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病院はこんな感じではなく、普通に内科と変わらない雰囲気で、普通に見える人がたくさんいました。同い年くらいの女の子もいたし、サラリーマンもいたし、おじいちゃんもいました。

30分くらいすると診察室に呼ばれて先生なのかカウンセラーなのかわからないけどとにかくそういう人に今までの事を話しました。初対面で私の事を何も知らない人に事情を説明するのは結構大変でした。そして、適応障害と診断されました。

適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。でもストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です

適応障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

「何をやっていても楽しくない」みたいな鬱とは違ってある明確な原因があり、それのストレスで生活に支障が出る状態で、その原因以外のところでは普通にできるのに原因に関する事になると急にダメになってしまう状態のことです。「それってただの甘えでは?」って感じですが、普通に生活に支障はガンガンしているし普通は仕事嫌で毎朝泣いたりしませんよね…

適応障害は普通にその原因を取り除けば治る事が多いのですでに退職した私は「もう治ったけど昨日の熱って何なんですか?」って聞きにきたようなもので、医者?みたいな人は何しにきたんだこいつっぽい顔をしていましたが私としては「自分が受けていたストレスは異常だったのだ」と言う事を家族や友達ではない赤の他人に言われた事は本当に心が軽くなる事で、職探しを頑張ると心に決める事ができたと思います。

ストレスがやばいみたいな人は心療内科の受診、おすすめしたいけれど予約は取りにくいし、医者にそれを話す事が結構きついので手放しにおすすめはできないけど行ってみてもいいかもしれません。

 

これからどうなるのか本当に分からないし、クレジットの引き落としがちゃんと払えるのか分からないし、そもそも仕事があるのか分からないけれどとにかく、現状としてはこんな感じです。

みんなが新生活を楽しんでいるなか私だけドロップアウトする辛さはありますが、二ヶ月だけみんなより早く社会人を経験した私の経験が誰かに活きればと思います。とりあえず今週は少し休憩を取ります。