ここがどこであろうと僕は

翠帳紅閨にて

メンヘラ、サブカル、無職の満貫です。

モーニング娘。19の佐藤優樹の発言と牧野真莉愛という存在

モーニング娘。19の佐藤優樹さんの発言が話題ですね。

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ちょ〜〜〜端折って言うと水着になるグラビアを軽々しくやることに疑問があるという発言で、もともと話題になりやすい子だったけど趣旨が趣旨なので普段ハロプロ界隈にいないような人もこのことに言及したりしていてさすがだなぁと思った。

そもそも彼女の言語感覚、価値観はかなり独特でブログも正しく解読することが難しいので今回の発言も本人がどう考えて発言したかはわからない。

209年佐藤優樹chan | モーニング娘。‘19 天気組オフィシャルブログ Powered by Ameba

 

でも業界の大先輩の明石家さんまの前で「嫌なことは嫌」という姿は今まで(特に明石家さんまみたいな超絶権力がある男性を相手に)女性性を止むを得ず売り出すしかなかった女性たちにとってはヒーローのような存在で、まーちゃんかっこいい、新しいアイドルだと称賛されているようだ。

多くの人はアイドルは媚びることが仕事だと思っている節がある。歌って踊ることよりもツイッターでファンからのリプライを返したり、チェキや握手会でどんどんお金使ってくれるように思わせぶりな事を重視している人すらいると思う。ここ1年くらいは媚びない姿勢がウケてるアイドルもたくさんいるんだけど
いままで性的に搾取されるのが当然だと思われていたアイドルの子が「見合った対価が出ないからやらない」ときっぱり言ったのは衝撃的だったと思う。

 

一方で佐藤優樹さんと同じモーニング娘。19には牧野真莉愛さんというメンバーもいる。

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牧野真莉愛さんは事務所きってのグラビアクイーンで、今まででものすごい数の男性誌の表紙、巻頭グラビアを飾ってきた。

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牧野真莉愛さんより歌や踊りが得意なメンバーはいるかもしれないけどグラビアに関しては写真集もハロプロの中でもダントツの売上になっている。

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主観だが牧野真莉愛さんのグラビアは身体が美しいのはもちろんだが、とにかく表現力がズバ抜けていて性的な意味ではなく「ドキドキする」写真が多いと思う。そしてそれは彼女のかけがえのない才能の1つである。


佐藤優樹さんの発言は女性の権利を認める上ではとても重要な事だ。しかしその一方で牧野真莉愛さんのような人を「男性のために」「仕方なく」脱いでいるようなレッテルを貼り見下す事は彼女に対してあまりに失礼ではないだろうか。
彼女は一応インタビュー等でグラビアの仕事に前向きな姿勢を示しているが本当はどう思っているかは分からない。ただ本当に多様性を認め自由になっていくには「脱ぎたくない」佐藤優樹さんを認めると同時に「脱げる」牧野真莉愛さんを認めることが大切ではないだろうか。

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もう卒業したがかつてメンバーだった鈴木香音さんはアイドルとしては太っていたが彼女は痩せていなくても可愛らしくて、見ていると元気になるようなアイドルだった。それにモーニング娘。は曲中で「自分の道は自分で決める」ということを繰り返し歌っている。20年続く老舗アイドルが誰かが決めた良さではなく自分が本当に良いと思える自分を目指す象徴として先頭を歩いて行って欲しいし、アイドル業界全体が一人でも多くの女の子、あるいは男の子が自分の才能を本当の意味で発揮できるようになる事を一人のアイドルファンとして願っている。

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